「笙(しょう)」ってどんな楽器?|雅楽の楽器解説/笙編①
「雅楽、習ってみようかな」と興味を持った時、
「雅楽の楽器ってどんなものがあるの?」「自分にはどんな楽器が向いているのかな」「どれが難しい?」
そんなご質問をよく頂きます。
そこで今回の記事では雅楽の楽器「笙(しょう)」はどんな楽器か、なるべく分かりやすく解説していきますね。
神奈川、静岡、愛知で雅楽を習いたい、始めたい方はぜひ雅楽ワークショップ千里へ!
千里の雅楽ワークショップ会場
●湘南会場(神奈川藤沢市)
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そもそも『笙』ってどんな楽器?
何本もの細長い竹が黒色のお椀(頭:「かしら」と云います)に刺さっている不思議な形の楽器が「笙」です。細長い竹は全部で17本あり、根元に小さな穴が空いています。この穴を指でふさぐことにより、いろいろな音を出すことができます。
笙はとても珍しい楽器で説明が難しいので、少しずつ説明を進めていきますね。

笙の頭に息を入れるところがあるんですが、笙は吹いても吸っても音が出るんです。
5~6つの音を同時に奏でる ”和音” が笙の1番の特徴で、一旦演奏が始まると、一曲演奏が終わるまで楽器を口から離すことがありません。

どんな音? どうやって演奏してるのかな?

じゃあ下の映像を見てみよう!右側の男性の楽器が「笙」。「ふわ~」って不思議な和音が特徴だよ!
笙に欠かせないもの

そして笙に欠かせないのが「電気コンロ」です!

なぜ? どうして?
笙にとって水分は大敵(笙が壊れる原因になります)。また、細い竹の根元に付いている、音を出すためのリードを保護するためにも、常に笙が温かい状態で音を出さなければなりません。そのために、笙を温めるための器具が必要なんです。電気コンロの無い時代には「炭火(火鉢)」で温めていましたが、現在でも炭火で温めることにこだわりを持つ笙吹きさんもみえます。
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笙は難しい楽器?

複雑な形の「笙」。初めて見る方は、ほとんどの方が「なんだか難しそう」と尻込みされます。
でも実は「笙は音を出すのが、とっても簡単!」。初めて笙にさわるお子さんでも、上手に音を鳴らすことが出来ます。龍笛(りゅうてき)や篳篥(ひちりき)は、音を出すのになかなか苦戦しますが、それらに比べると音を出すのは、はるかに簡単です。

「本当に?」
ぜひ千里の雅楽ワークショップで笙を体験してみてください。初参加時には、この笙を無料で体験できます(参加費はお願いしますね)。
笙スタートセットってどんなもの?

「笙を始めてみようかな」
そんなあなたのために、ワークショップ会場ではすぐに始められる『鳳笙スタートセット』をご用意しています。
笙は龍笛、篳篥に比べると高価な楽器ですが、息を使う(楽器に口を付ける)楽器ですから、ぜひ自分専用の笙を持つことをおすすめします。
購入前には、雅楽ワークショップで実際にふれて、楽器の説明を聞いて、体験してみて下さいね。
千里のワークショップでスタートセットを購入された方には、保管方法や日頃のメンテナンス、調子が悪くなった時の楽器診断までアフターフォローいたします。
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千里の雅楽ワークショップは
雅楽初心者向けではない難しい曲を、訳も分らず練習したり、
難解で長大な雅楽の楽曲の楽譜、譜面の暗記、暗譜を強要したり、
毎回参加しなければならない、
なんてことはありません。
趣味の1つとして、大人の習い事として、雅楽を楽しんで頂き
雅楽のファンが一人ずつでも増えてもらえたら、との思いで開催しています。
楽器をやったことがなくても楽譜が読めなくても大丈夫!
めずらしい楽器を体験したり
演奏を見たり
カルチャー講座を聴いて楽しみましょう!