雅楽ワークショップ「静岡葵会場」ご紹介と参加者さんのお声|2023年1月17日(第34回)
静岡市葵区「アイセル21」にて2023年1月17日(火)
静岡葵会場としては新年初の雅楽ワークショップを開催しました。
今回のワークショップには初参加の生徒さんがいらっしゃいましたので、
西洋音楽と雅楽のリズムの違いについてのお話や、ふしぎな雅楽の楽譜についての解説からスタート。
そして、雅楽の管楽器「笙(しょう)」「ヒチリキ」「龍笛(りゅうてき)」を体験していただきました!
今回初参加の生徒さんはオーケストラで長年、大きな金管楽器「チューバ」を担当しているとのことで
横笛の龍笛や、リード楽器のヒチリキに「メロディー楽器はやったことないんだよ」と戸惑いつつもトライ!
雅楽演奏の中心となる楽器の中で、笙はすぐに音を出すことが出来る楽器ですが、息づかいがポイントの、なかなか演奏の難しい楽器です。
しかし、独特の和音を奏で、音色がとても優雅な「雅楽の雅楽らしい雰囲気を醸し出す楽器」です。
今回初参加で、初めて雅楽の楽器に触れたこちらの生徒さんも、
「自分にはこの笙が一番合っているかなぁ」と嬉しそうにおっしゃり、笙の音色を楽しんでいらっしゃいました。
静岡葵会場のワークショップでは、楽器や演奏の練習、稽古だけでなく、雅楽にまつわる日本の歴史や文化、文学など、雅楽カルチャーとも言える講座を、毎回テーマを変えて行っています。
今月の静岡葵会場のカルチャー講座は「源氏物語に登場する雅楽」でした。
世界最古の長編小説と云われる源氏物語には、たくさんの雅楽の楽器が登場します。
登場人物はどんな楽器を楽しんだのか「若紫」の巻を例に取り上げ、光源氏が病気療養から明けて北山から都に帰ろうとする際、親友の頭中将が迎えに来たところ、
あまりにも桜が綺麗に咲いていたので、管絃の宴を開こうと光源氏を誘い、合奏を楽しんだシーンを元に解説しました。
ワークショップ終了後、初参加の生徒さんからは「実技と解説のバランスが絶妙で楽しかったです」と感想をいただきました。
千里の雅楽ワークショップは
雅楽初心者向けではない難しい曲を、訳も分らず練習したり、
難解で長大な雅楽の楽曲の楽譜、譜面の暗記、暗譜を強要したり、
毎回参加しなければならない、
なんてことはありません。
趣味の1つとして、大人の習い事として、雅楽を楽しんで頂き雅楽のファンが一人ずつでも増えてもらえたら、との思いで開催しています。
楽器をやったことがなくても楽譜が読めなくても大丈夫!
めずらしい楽器を体験したり
演奏を見たり
カルチャー講座を聴いて楽しみましょう!
来月の雅楽ワークショップ静岡葵会場は2月14日(火)開催です。
初心者、入門者大歓迎!お気軽にお問い合わせください。
雅楽ワークショップ|静岡葵会場
・開催日時:毎月第3火曜日(第2の時もあり)18時~20時
・開催場所:アイセル21小音楽室(静岡市葵区東草深町3番18号)
・参加費 :参加毎1,000円/当日現金又はpaypay支払い(年会費・入会金はありません)
・後援 :静岡県・静岡市
・遅刻・早退自由です。ご都合の良い時間にお越しください
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